苦情の報告2023 (事例集)  2022年度事例  ⑩ 未成年の出入国条件

更新日:2023年09月27日


未成年単独でホテル宿泊ができずに入国拒否された !

 
2022年度事例  ⑩ 未成年の出入国条件

● 申出データ

契約形態 募集型企画旅行
申出人 旅行者 (16歳) の母親
申込旅行 ロンドン7日間
旅行代金 316,000円 × 1名
出発日 2023年3月

申出内容

旅行会社で、16歳の息子のイギリス一人旅を申込みました。旅行出発後、イギリスに到着した息子から、入国できずに出入国管理で止められていると連絡がありました。イギリスの入国規定では18歳未満の単独渡航は、親の渡航同意書(英文)と宿泊ホテルへの事前許可が必要とのこと。私の息子は親の同意書しか持っていません。
そのため予定のホテルには泊まれず、入国も許可できないとのことです。
旅行会社から、必要書類として言われたのは親の同意書だけです。ひとりではホテルに泊まれないなんて聞いていません! このまま強制送還されたら、この先一生イギリスへの入国に支障が出てしまうそうです。どうにかしてください !!

会社見解

未成年の単独渡航について、イギリス入国条件、航空会社への搭乗規定は確認していましたが、ホテルの宿泊についての条件(イギリスでは18歳未満の単独宿泊は不可)を担当者が見落していました。出入国管理が指示する指定の時間内に宿泊できるホテルが見つからないと強制送還になるとのこと。英国の入国条件にはホテルに関しての記載はありませんでしたが、今回は弊社の確認不足と考え、お詫びすると共に至急対策を検討します。

解決 !

弊社現地支店長が、お客様と一緒にホテルに宿泊(部屋は別でも可)する条件で、入国が認められました。
ご帰国後、店舗の責任者と担当者がお詫びに伺い、本来泊まる予定だったホテル代100,000円(25,000円×4泊)とお詫び金(50,000円)支払うことでご納得 いただきました。

解決の指針

募集型企画旅行の旅行条件書に「渡航手続に関してはお客様ご自身で行っていただきます」との記載があり、渡航手続代行契約を結んでいなければ、旅行会社側としては出入国に関する事はお客様側ご自身で確認して頂くべきことといえます。
しかしながら、担当者は旅行者が16歳の単独旅行である事をお伺いしておりました。申込みを受付けた以上は、旅行契約に付随する信義則上の義務として、最新の渡航関連情報確認並びにお客様への情報提供をする必要があるでしょう。


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