苦情の報告 事例インデックス : 過去の主な事例索引 イタリアに入国できない ! (2017年)

更新日:2023年09月26日


旅券 / 査証 / 出入国書類 旅券・査証
契約形態 手配旅行
申出人 42歳女性
申込旅行 イタリア・ボローニャ往復航空券(旅行代金 大人 120,020円×1名 小人 115,020円×2名)
出発月 2016年9月

申出内容

母である私と17歳・14歳の子供と合計3名のイタリア行航空券を予約し購入した。「一番安い航空券を探して欲しい」と依頼したところ、成田発のアエロフロート・ロシア航空の正規割引航空券を提案された。経路は成田⇒シェレメーチエヴォ⇒ボローニャであった。
出発が間近になり、店舗へ航空券eチケットを受け取りに行き、「次回は子供二人だけで渡航させたい。」と相談したところ、「未成年の渡航条件」を教えられた。
その時点でイタリアへの両親が伴わない未成年者の入国には、父親の同意書が必要であることが発覚。今回の行程はロシア経由の為、「アポスティーユ証明」が無いと入国できない可能性があることもわかった。出発日が迫っており、公証役場や外務省へ行って書類を揃えることができない。このまま知らずに出発していたらどうなっていたか?申込の時に案内をしてくれなかった旅行会社に責任がある。旅行会社から提供された書類にもそのような注意記載は無い。イタリアに入国できるようにしてください!

会社側の見解

イタリア入国における未成年渡航条件の案内を失念しており、ご家族での渡航をお伺いしていながら「アポスティーユ証明」が必要な航空券を提案し、手配してしまった。解決策を講じ、対応をしていきたい。

解決

イタリアへの入国を最優先に考え、代替案としてKLM航空でアムステルダム経由にて再度手配する。シェンゲン協定によりオランダでの入国となる為、「アポスティーユ証明」は不要となる。必要な書類として、同行しない父親の「渡航同意書、戸籍謄本(英訳)」を用意頂き、ご出発頂いた。金銭的には既に発券済みのアエロフロート・ロシア航空券に関する取消料とKLM航空券の差額を弊社で負担してご了承頂いた。

解決の指針

ご旅行条件書(手配旅行)に「渡航手続きに関してはお客様ご自身で行っていただきます。」とあり、渡航手続代行契約を結んでいなければ、旅行会社側としては出入国に関する事はお客様側ご自身で確認して頂くべき事といえます。しかしながら、本件は予約当初に家族構成もお伺いしており、それを前提にした「一番安い航空券」の手配を受けていることから、旅行会社としては、当然その家族構成で入国できる航空券手配を受けたと理解せざるを得ないでしょう。渡航形態を知ってそれを前提にした手配を受けた場合には、手配旅行契約といえども、最新の情報確認とお客様への案内を励行しなければならないことになるでしょう。

用語解説

【アポスティーユ証明】
日本の官公署、自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のこと。

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