女性の働き方改革 ロールモデルやキャリアパスの紹介
第7回 : 佐藤 英美さん/ANAセールス(株)

更新日:2022年08月19日


2020年5月20日

第7回 : 佐藤 英美さん/ANAセールス(株)
<営業も添乗も子育ても ~ 社内制度を活用したメリハリのある業務を実践 ~

プロフィール

名前 : 佐藤 英美

年齢 : 40代

勤続年数 : 24年

現在の業務 : 顧客販売部 旅行営業課 マネジャー

職歴

西暦 職歴
1995年 全日空ワールド(株)ハローツアー専属添乗員として入社
2002年 ANAグループの旅行会社である全日空スカイホリデー(株)、全日空ワールド(株)、
全日空トラベル(株)の3社合併ANAセールス(株)設立
2002年 長女出産
2009年 ANAセールス(株)CS推進室 配属
2015年 顧客販売部配属(斡旋団体営業)

ある1か月のスケジュール

業務の振り分け 振り分け日数
海外添乗 8日間(パリ・ロンドン)
テレワーク 4日間
出勤 10日間
休日 9日間

【1年間に200日の海外生活】

旅行業界に入ったきっかけは、旅行が大好きで世界を見てみたいという単純な理由でした。
添乗員としてご案内した国は、おそらく40か国くらいではないかと思います。
全日空ワールドでは、添乗員は専属の社員が行うというスタイルで海外旅行商品(ハローツアー:当時の商品名)を販売しており、その添乗業務を希望し入社しました。
1か月に平均2回から3回のペースで海外に出かけ、長い時は20日以上の旅になることもありました。
初めての場所に行くことも多くありましたが、今のように携帯電話もなく、ネットで検索もできませんでしたので、地図をよく見て、行ったことのある人に話を聞き、とにかく沢山勉強しました。
数多くのお客様との出会い、世界中の観光地を訪れ、文化、歴史、料理など様々なことを勉強できたのは、私の人生の宝であり、本当に良い経験をさせていただいたと思います。

もちろん楽しいことばかりではなく、トラブルも沢山ありました。(本を書こうと思ったらきっと面白い本ができそうです。)添乗員の仕事を通して短時間でベストな方法を考えるという迅速な判断力が鍛えられました。
何でも食し、どこでも寝ることができ、そして、何より人が好きでなければできない仕事だと思います。
添乗員としての仕事をしている時に妊娠をしました。その頃は、子供ができると退職される先輩が多かったので、この仕事を続けたいと上司に相談し、添乗だけでなく内勤業務も併用して行う新しい制度を作ってもらいママさん添乗員1号として働き続けました。

子供が生まれてからは、月に1回の添乗と内勤業務の両立でしたが、「親はなくとも子は育つ!」子育てに完璧を求めず、少し手抜きをするくいがちょうど良かったのではないかと思います。親離れが早く独立心の強い子に育ちました。
子供が小学1年生になるのをきっかけに、他の分野の仕事をして更に知識を広げたいという思いから「職掌転換制度」を利用し内勤業務に変更することにしました。

【常にお客様目線で!】

内勤業務の配属先は、CS推進室、お客様のお声を聴く部署でした。
電話やメール、アンケート等で様々なご意見を頂戴するところで、商品の分析やお客様応対をしました。
添乗員の時に培ったお客様対応や海外旅行商品の知識がすごく役に立ちましたが、その他の社内の事情がよく分からなかったので、商品ができるまでの流れがどうなっているのか、また、ANAグループ内にはどのような業務を行う部署があるかなど、幅広く勉強することができました。
厳しいご意見を頂戴することもありましたが、お客様の声に耳を傾け、丁寧な対応を心がけることが1番で、そういったお客様こそ、リピーターになっていただけた様な気がします。

この時の多種多様なお客様に対する応対力が、子育てにも、また、後の営業の仕事にも非常に役立ちました。
「時短勤務制度」を利用して仕事と子育ての両立ができたのも、一緒に働く仲間に恵まれたことが大きかったです。その時にコミュニケーションの大切さを改めて実感しました。

【メリハリのある仕事】

現在は、顧客販売部という部署の営業セクションで斡旋団体の視察や社員旅行のお手伝いをしています。
お客様のご要望に沿った旅行を企画、提案し、何度も話し合いを重ねながら旅を作りあげていきます。年に10回ほど添乗員としてお客様に同行しますが、お客様と長い時間を一緒に過ごすため、お客様との距離も縮まり、お互いのことを知る絶好のチャンスです。そして営業として大切にしていることは「お客様目線を忘れない」ということです。お客様の立場で考えると今一番望んでいることは何かを先回りして考え、最善のご提案ができるからです。

直接対面で仕事をしていない人にも同じことが言えると思います。一緒に働く仲間の立場になって考える。
そうすれば、相手の気持ちを思いやった一歩踏み込んだ仕事ができるのではないでしょうか。
添乗以外では「テレワーク」を活用して、在宅で提案書や企画書、見積もりの作成などをしています。家で仕事をすると集中できますし、通勤時間が無い為、家族のコミュニケーションが多くとれるので添乗で家を空ける分非常に助かっています。娘は、私がいない時の方がしっかりやっている様ですが…。

会社に出社した時には、チームメンバーとのコミュニケーションを大切にしています。また、旅行の相談や打ち合わせなどお客様のところへ営業にも出かけます。このように社内制度を活用した、メリハリのある仕事は、気分転換にもなりますし、モチベーションをいつも高く持っていられます。
心に余裕ができるのは、メリハリのある仕事のおかげです。心に余裕ができると、全てうまくいくような気がします。後輩たちには、メリハリのある仕事をすることで、私生活も充実し豊かな人生を送ることができるのだと伝えたいです。