女性の働き方改革 第12回 : 東北支部会員会社の
ロールモデル7名のご紹介

更新日:2022年04月12日


ロールモデルやキャリアパスの紹介
第12回 : 東北支部会員会社のロールモデル7名のご紹介

 

中野 美佳さん/(株)エイチ・アイ・エス

名前 : 中野 美佳

年齢 : 35歳

勤続年数 : 13年目

現在の業務 : 東北団体営業所(社員旅行等のご案内)


私の経歴を簡単にご説明いたしますと、大学卒業後、株式会社エイチ・アイ・エスに入社致しました。入社してからは仙台や盛岡、長岡、新潟と転勤も多くし、所属は一般店舗から始まり、ウエディング店舗、商品企画や法人団体営業所と様々な部署を経験し、所長業務・ウエディングではエリア全体の統括の仕事なども行い、いろいろことを学びました。ウエディングの部署は私のキャリアの中では一番長く携わった分野で、社外の方ともたくさん関わりを持ち、様々な考えや働き方を知る機会にもなりました。現在は法人団体営業所において、今まで行っていなかった営業活動など、また新鮮な経験をしております。
今後私の目指すところは、「女性社員にとって仕事の選択肢を増やしてあげることのできる存在」になることです。
現在、女性社員は様々な理由から昇進を望まなかったり、結婚し子供が出来ると仕事に制限が出てしまったりという状況ですが、そういう傾向が続き、女性の働き方はこうだとほぼ決まっていると思われています。そのような固定概念や傾向を取り払うために、私の働き方や私がどういう道を歩んでいくのかを皆さんに見ていただくことで、「彼女みたいに働く道もある」、「そんなやり方があるなら、私はこういうことが出来るかも」とさらに自分の進む道を見つける手助けになれるのではないかと思っています。また考えだけではなく、制度なども同時に見直す必要があるかと思いますので、自社もそうですが、様々な企業、東北を初め全国的な変化にも関わることが出来たらと思います。
そういった中で私がロールモデルとしている人物に関してですが、特に具体的な方はいないのですが、あえて挙げるとすれば、「性別や様々な枠に関係なく自由に、仕事にプライベートに楽しんでいる人たち」です。本来は女性だから、男性だから、若いから、歳だからと分けて考える必要はないと思いますので、人それぞれのユニークな部分を尊重した関係性も持ち、それを生かした社会を広げていきたいと思います。

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小野 教子さん/(株)河北新報普及センター旅行事業部  河北新報トラベル

名前 : 小野 教子

年齢 : 40代

入社 : 6年(旅行業16年)

現在の業務 : 海外旅行・国内旅行営業、企画、インバウンド(主に中国)


【駆け出しの頃】

旅行業に従事して通算16年になります。新卒で地元紙・(株)河北新報社の関連会社である東北海外旅行(株)に入社。中国留学経験があったので、中国専門の部署で中国出身の上司のもと営業・添乗・手配等の業務を行いました。多い時は1か月に3回の中国添乗(5日間×2回、8日間×1回)。11日間に及ぶシルクロード添乗もありました。入社したての頃は何をするにも自信がなく、添乗に出ては現地ガイドに「この仕事をして何年目ですか」と聞いてばかりいたのを覚えています。1年、2年と経験を重ねていくうちに、少しずつ自信をもってお客様にご案内できることが増えていきました。

【出産、震災、旅行業復帰】

社会人2年目で中国人と国際結婚。8年後、待望の子宝に恵まれ出産。しかし、育児休業中に東日本大震災発生、無念にも会社が廃業となり、戻る場所を失いました。その後、子供を保育園に預けながら他業種で働き、ワーキングマザー生活を開始。3年後、旅行の仕事の楽しさが忘れられず、旅行業に復帰。現在、震災後にスタートした河北新報トラベルで、以前からの上司や新しい仲間と一緒に働いています。主な仕事は、営業・企画・手配です。添乗は、会社の配慮で期間の短いものを年に数回程度にしていただいています。

【得意の中国語を活かして】

中国からのインバウンド需要が急増していた2017年、我が社は訪日観光ビザ身元保証機関の一員として「中連協(中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会)」に加盟、その翌年には、東北で初めて医療滞在ビザ身元保証機関の登録旅行会社に認定されました。
そこに至るまで、上司が担当する訪日団体の他に、私が積極的に取り組んだのが「訪日健康診断のコーディネート」です。地元仙台の医療機関と提携し、年間二桁の健康診断を取り扱いました。日本の医療は中国の方からの信頼が厚く、特に仙台の健診は大都市に比べて費用が良心的だと好評で、認定後も、毎年健康診断と観光をセットにしたお客様を中国から受け入れています。
また、業務の傍ら、長年の目標だった国家試験「中国語全国通訳案内士」にチャレンジ。2年かけ、無事合格証を手にしました。それ以前から、中国のお客様や取引先とのやり取りで日常的に中国語を使用したり、訪中団の中国語通訳を行ったりしていましたが、資格を得たことで営業先でもアピールすることができるようになり、自身のモチベーションも上がりました。
コロナ禍の昨年度、観光庁による「地域の観光人材のインバウンド対応能力強化に向けた研修」が全国の受入施設(宿泊、観光、物販等)を対象として行われました。この研修の講師は講師養成研修を受けた全国通訳案内士が務めましたが、中国語の講師としても認定を受けました。渡航制限で従来のような動きができない今、力を蓄える時だと捉え、次は中国語検定1級、医療通訳検定にも挑戦していきたいと考えています。

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佐々木 美奈子さん/(株)近畿日本ツーリスト東北

名前 : 佐々木 美奈子

勤続年数 : 32年目

現在の業務 : 
マネージャー(個人旅行・ウエブ販売部)兼務でララガーデン長町営業所 営業所長
兼務で仙台営業所 営業所長
(※ララガーデン長町営業所は2021年6月23日を持って閉店し仙台営業所と統合)


日本がバブルに沸いていた1989年(平成元年)入社のまさに「バブル世代」の私。あの頃まさかこんなに長くこの会社で働くとは想像だにしませんでした。就職活動序盤は旅行会社の選択肢は私の中にはなく、全く異なるいくつかの業界をターゲットとしていました。そんな中、大学のサークルの先輩から旅行会社のアルバイトを紹介され、活気にあふれた職場環境に衝撃を受け「ワクワク」が止まらず、「旅行会社」が私の中で魅力的なものに変化して行きました。自分の卒業旅行はJRで巡る「九州一周5泊6日」。自らコースを作成し、全ての交通手段や宿の選定までを行い、自分が作った行程通りに滞りなく旅が進んでいく快感が忘れられなくなりました。「今度はお客様の旅行の手配を自分でしたい!」「店頭販売で直接お客様とやり取りしたい!」という思いが爆発しました。あれから32年、個人旅行店舗以外にも販促部門、国内&海外商品企画部門など様々な仕事にも携わり、現場以外の視点で旅行というものを考えることができた貴重な経験でした。が、やはり私の旅行会社人生の9割以上を占めるのは「現場(店頭販売)」であり、現場のお客様に教えられ鍛えられてここまで来たと言っても過言ではありません。

入社時はパスポートすら持っておらず、国内線にも乗ったことがなかった私。入社10年目までを第1期とすると、ひたすらお客様と向き合い、勉強し、自分独自の接客リズムを構築する日々。帰着後のお客様へ電話をして忌憚ないご意見を頂戴しては、その反省点を自分の成長の糧にしてきました。ついたあだ名が「お帰りなさいコールの佐々木さん」。その甲斐あってかリピーターがたくさんでき、仕事が本当に楽しくなりました。
入社20年目までの第2期は自分の「ステップアップ」と「今後何で勝負するのか」を自らに問うた時期です。この時期は福島支店(店頭)に6年間勤務した時期とも重なり、仙台という市場を離れ、見知らぬ土地で自分がどれだけ出来るのかを試すには絶好の機会でした。そこで私は3つの目標を掲げました。
① どの店でも売上げナンバーワンになる。② 海外ウエディングのエキスパートになる。③ 管理職になる。女性であるが故、辛い事の方が多かった時期ですが、自分を鼓舞しながらすべての目標を実現しました。

入社30年目までの第3期は、個人旅行のマネージャーとなり、且つ宮城や山形の個人旅行店舗の営業所長をいくつも兼務しながらプレイングマネージャーとして飛び回っていました。この頃の目標は「後継者の育成」です。部下一人一人と随時個別ミーティングを行いながら、個人のスキルアップや目標達成へのプロセスについて常に試行錯誤を繰り返す日々。今もそれは続いています。この32年の道のりの中で「生意気」「強気」と何度も言われました。なぜ生意気なのか?強気と言われるのか?女性であるが故?
どうか近い将来、女性の管理職がもっともっと増えて、生き生きと輝き、長く活躍できる旅行業界になっていて欲しいです。

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服部 絵美さん/(株)JTB

名前 : 服部 絵美

勤続年数 : 24年(社員→契約社員→社員)

現在の業務 : 法人営業(一般企業様のご旅行やソリューションの提案営業)


1997年  JTB入社(新卒)川崎支店店頭営業課配属→2001年結婚のため退職

※ 店頭営業でお客様を接客。年間15回を目標に旅行にあけくれる。
※ 当時は結婚による異動の制度がなかったため、一度退職して仙台へ転居。

2002年  JTB団体旅行仙台支店で契約社員として再就職

※ 手配の担当となり、接客業から離れるが、この時にパソコンに強くなり資格取得!
 ・ 2004年グループリーダーになる。

2006年  社員に戻り、JTB商品企画販売部東北営業部配属

※ 海外商品LOOKの東北発商品造成を2年担当。商品造成の過程を学ぶ。
 ・ 2008年長男出産(産休取得、育休半年間取得)。
※ 商品販促の営業を2年担当。営業の苦しみを少しだけ味わう。

2010年  JTB東北本社販売課配属

※ 東北6県の店頭営業管理を担当。この時に合併、震災と続き、毎年の苦境を味わう。
※ 会社の理念を実行に移す業務で、PCスキルとプレゼンスキルを身に着ける。
 ・ 2011年担当課長になる
 ・ 2014年次男出産(産休取得、育休はほぼ取得せず)

2018年  JTBトラベルゲート仙台配属

※ ロイヤルフロア責任者として、クルーズやオーダーメイドの旅を担当。
   J接客の楽しさと、JTBならではの価値と重みを感じる。

2020年  JTBリテール販売部東北エリア配属。

※ エリア社員として6県の店頭営業管理を担当。コロナ禍での緊急対応に奔走

2021年  JTB仙台支店営業2課配属

※ 兼ねてからの希望が通り、一般企業様のご旅行、ソリューションの営業を担当。

【現在の生活】

現在は中学2年と小学1年を抱えながら、平日は仕事と家庭の両立に奔走、週末は長男と次男の野球に振り回され(楽しませてもらい)、飼い始めた犬の散歩で自分の時間を楽しむようになりました。
JTBの経歴としてはちょっと変わった経歴(幅広い)だと思いますが、毎日いろいろなことに振り回されながらも、刺激ある毎日を楽しんでいます!

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石川 楓さん/東武トップツアーズ(株)

名前 : 石川 楓

年齢 : 28歳

勤続年数 : 2015年入社

現在の業務 : 渉外営業


私は、2015年4月トップツアー(株)㈱と東武トラベル(株)が合併した年に入社しました。
初任地は郡山支店で、渉外営業職として主に教育旅行と企業や法人の団体旅行を担当しておりました。
入社当時は、(今ではあまりないと思いますが……)手取り足取り教えていただくというよりは、上司に同行させていただき、見て覚え真似るやり方で育てていただきました。勉強にはなるものの、他支店の同期と比べ自身が遅れているのでは……と不安になったり、思うようにできない自分にも悔しくて会社を出ては自宅まで毎日のように泣きながら帰宅していた頃もありました。
ですが、少しずつ仕事にも慣れ、“早く追いつきたい、負けたくない”という前向きな気持ちでがむしゃらに仕事に取り組めるようになり、結果もついてくるようになりました。次第に任せていただける仕事も増え、国内外多くの添乗に行く機会も与えていただいたことで、失敗も含めて私にとってとても良い経験を積むことができ、自信にも繋がりました。

4年目、初めてOJTとして後輩育成にあたりこの頃から自身の立場に課せられた“責任”について考えるようになりました。後輩を育てる難しさと自身の仕事の両立の壁にぶつかりながらも、後輩がどんどん成長していく姿を見るのは自分の事にように嬉しく、指導する立場に立ったからこそ感じるやりがいがありました。
この経験から、もっと仕事の幅を広げたい、違う環境で自身を試してみたい、もっとキャリアアップし自己成長したいと思うようになりました。 社会人6年目と同時に地元である宮城(仙台支店)に転勤となりました。東北の旗艦支店で多くの女性が活躍していることに刺激を受けながら、コロナ禍で未経験の仕事にもいくつか挑戦させていただきました。

“今自分にできることは何か”を考えた続けた1年間でしたが、国家資格を取得し、昇進もさせていただきました。これも郡山支店での経験があったからこそで、非常に人に恵まれたのだと思います。
現在は結婚し、もう間もなく産休に入ります。これまでは仕事が一番でキャリアを積むことを目標にしてきましたが、これからは家庭と仕事の両立も楽しみたいと思います。結婚や出産で何かを諦めるのではなく、人間として更にパワーアップし、自分がどこまでできるか欲張りながら挑戦していきたいと思います。

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田川 ますみさん/(株)農協観光

名前 : 田川 ますみ

年齢 : 56歳

勤続年数 : 37年

現在の業務 : 青森支店 副支店長(担当業務:管理・営業)


入社当時より長きに渡り支店内で主に経理や手配業務を担当。支店なので基本「なんでも屋」です。遅くまでの残業は常態化しても当たり前、まさしく24時間働けますか!? の時代。入社し10年ぐらい経ってからでしょうか、その頃は当青森支店では羽田空港へ夜行バスで行き九州や四国など現地2泊し、復路も羽田空港から夜行バスで青森県内各地へ到着するという格安ツアーが大ヒット! 魔のW車中泊のツアーを連続で実施し、私もよく添乗に出ておりました。今は考えられないツアーですが、当時のお客様もタフで元気!毎回楽しく帰路に着かれていました。(このような話では全然ロールモデルになりませんよね……苦笑)

こんな私でもなんとか結婚、なんとか子育ても終了しました。特に子育ては一人では無理です。周りの人に頼るしかない時もあります。仕事は会社の仲間、家では自分以外の家族・親族に頼りましょう。もちろん言いにくい事もあると思います(私も同居の義母との関係に悩みました)が、お世話になったら感謝の言葉や態度でコミュニケーションをとることは必須であり、次は自分が頼られるように、「Give&Take」の気持ちが大切ですよね。
私自身この仕事を毎日毎日続けてこられたのは、やはり職場の仲間がいたからです。助けてもらってばかりでしたが、まずは仲間に相談して乗り越えてください。「一人の目より二人の目」で、誰かと話すとモノの見方、考え方が全然違っている事に気づきます。

また、「お客様は自分の仕事の鏡」です。接し方、提案の仕方、旅行終了後の反応が全て映ります。お客様からいただける感謝の言葉があればgoodですが、そうとばかりは限りません。お叱りの言葉もありますが、それも自分の糧・成長になります。この仕事を続ける事で、私は50代に思わず管理職に就き、営業をしています。恥ずかしながらこの年齢でも失敗は多く……でも「過ぎたことは考えても戻らない。じゃその次はどう動く?」と仲間と共に日々を積み重ね、辛いことより明るく楽しめる時間がもっと多くなる仕事が仲間と一緒にできればいいと思っています。現在コロナ禍の中で、観光業は大変な影響を受けています。環境が目まぐるしく変わっていますが、1日でも早くお客様と「ふれあいコーディネーター」として旅に同行できるようになりたいものですね。

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門間 菜穂さん/名鉄観光サービス(株)

名前 : 門間 菜穂

年齢 : 35歳

勤続年数 : 12年勤務(2009年4月入社)

現在の業務 : 東北営業本部 兼 仙台支店 所属/アウトセールス(営業職)
主に、一般法人・官公庁・スポーツ大会MICE取扱いを担当


2009年に仙台支店に入社し、営業職として、一般企業や学校へセールスし、旅行企画や添乗員としても経験を積んできました。当時は、営業職の女性先輩が少なく、その先輩方も退職や異動などで、「身近な女性営業の先輩がいない…」という状況を感じてきたのも正直なところでした。

入社から10年が経ち、後輩の女性営業職の増員計画もあり仙台支店から東北営業本部に異動し、支店の営業指導も担当をすることになりました。仕事の内容もより幅が広がり、学会やMICE関係を担当する機会が増え、自分自身の業務におけるスキルアップと経験を活かす機会を得ることが出来ました。
そして、現在のコロナ禍において、今までとは違った生活スタイルとなり、思うように自由に旅行ができなくなった今、リモートを活かした案件の取り扱いが増え、昨年度は、リモートを活用した国際学会などレベルの高い経験をすることができました。
ここ近年においては、仙台支店には女性の若手営業職も更に増え、自分自身が仙台支店時代と営業本部で経験し、培ってきた知識を活かしながら、仕事の効率化も考えて、後輩達に指導にあたっています。

女性営業や女性管理職のロールモデルが少ない経験があったからこそ、後輩達にとって、自分が良きロールモデルの立場となれるよう努力していきたいと思います。
生き方、スタイル、価値観が多様化する現代だからこそ、性別に関わらず、個人としての価値や魅力を私自身高めていくためにも、男性管理職や先輩のマネジメント手法、時には他業種の方々から様々な手本を見つけ、自分独自のスタイルを構築していきたいと考えております。そして、今後も、メンバーとスキルを共有し、大会や学会の受注促進を目指すとともに、新たな市場開拓へチャレンジしたいと思います。今後は、変わりゆく働き方に対応をして若手女性営業職の指導も担当することになりますので、より一層邁進してまいります。