総会報告 2025 (令和7) 年度 第69回 JATA定時総会報告

更新日:2025年06月23日


2025年6月20日

第69回定時総会を6月18日(水)、東京・大手町の経団連会館で開催しました。
会員の方々に2024年度事業報告と収支決算報告、役員選任が承認された後、2025年度事業計画等を報告しました。
総会終了後には懇親会が催され、会員の方々、JATAゆかりの方々が終始和やかに歓談されました


第69回定時総会 会場の様子

2025年6月18日現在 : 正会員1,171社、委任状、議決権行使書を含め出席は863社 : 総会出席136社、委任状提出360社、議決権行使書367社

 

第69回定時総会 議事次第  15:00~16:10

来賓挨拶・会長開催挨拶

開催挨拶 (要旨) : 髙橋 広行 JATA会長

海外旅行の復活・拡大による均衡のとれた双方向交流の実現
旅行業界が為すべきこと、成し得ることとは

髙橋 広行 会長

髙橋会長は好調に伸長する訪日旅行、国内旅行の活況に比べて未だ復活に至らない海外旅行について言及し、旅行業界が為すべきこと、成し得ることの方向性について大きく2点を示しました。
1点は、旅行業界の利益にとどまらず、社会的意義を伴った制度改正や支援策について国や自治体へ積極的に働きかけていくこと。もう1点は、民間の立場からJATA会員一丸となって創意工夫を凝らし、市場を動かしていくこと。この2点を車の両輪として進めることが重要と説明しました。

海外旅行における国や自治体への働きかけについては、政府が策定を進める「第五次観光立国推進基本計画」は今後の政策の方向性をとりまとめる重要な行動計画と位置づけ、5月28日 (水)には観光庁、外務省、文部科学省へ提言書を手交したことを報告しました。
海外旅行復活のための最重要テーマは「海外渡航者の拡大による均衡のとれた双方向交流の実現」とし、2030年に訪日旅行者数6,000万人を目指す上で、日本人の海外渡航者数の回復と拡大なくしてバランスのとれた双方向交流は成り立たないと明言。パスポート申請手数料の抜本的な見直しや、若者の国際教育強化策としての「国際交流の必修化」を政府へ提言するとともに、JATA海外旅行拡大プロジェクト「もっと!海外へ」の一環として、三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんを『JATA海外旅行アンバサダー』に起用したことを発表しました。

国内旅行については、平日旅行の促進による旅行時期の平準化と総需要の拡大を掲げ、学校の平日休み制度である「ラーケーション」の全都道府県での導入へ向けた要望活動を日本観光振興協会、全国旅行業協会と連名で実施中であることに合わせ、JATAとして「平日に泊まろう!キャンペーン」の継続実施、9月に開催する「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」で『休み方改革』をテーマに全国知事会とシンポジウムを開く予定があると告げました。
訪日旅行者数が過去最高を記録する中、会員旅行会社の訪日旅行取扱額に伸びが見られないことを指摘し、JATAとして新規参入会社をサポートする訪日マニュアル改訂を予定していること、会員各社の訪日旅行客へのサービスの提供の拡大を通じた地域社会への貢献は、関係者からも期待されている姿であると述べました。
また、「未来を担う人づくり」のための環境づくりが重要とし、観光の価値を教える学校教育が将来の志望者の増加につながると提言したことを告げました。

最後に、全ての事業活動の前提はコンプライアンスであり、その積み重ねが社会から応援される企業と業界を作り上げると結び、経営トップが先頭に立ってコンプライアンスを徹底いただくよう要請しました。

▸ 第69回JATA定時総会における髙橋会長挨拶の詳細 PDF


来賓挨拶 (要旨) : 秡川 直也 観光庁長官

2030年までの5年間を見据えた「観光立国推進基本計画(第5次)」を通じ
観光政策の強化や課題解決等に取組んでいく姿勢を表明

秡川 直也 観光庁長官

観光庁の秡川長官は、第69回JATA定時総会の開催に際し、祝意とともに日頃からのJATA会員の支援に対する感謝を述べられました。
挨拶では、現在の観光分野の好調ぶりに触れ、2024年の訪日外国人旅行者数は約3700万人近くにのぼり、訪日外国人旅行消費額も8兆円を超過。今年もその勢いは衰えず、1月から5月までの訪日外国人旅行者数の累計は約1,800万人となり、去年と比べ約25%増という高い伸びを記録。今のペースが続けば、11月には4,000万人を超える可能性もあるのではないかとの見通しを示されました。

一方で、国内旅行の重要性や、課題として挙げられる日本人の海外旅行の促進にも言及し、各国の観光担当者からも、日本人の海外旅行者の増加を期待する声が多く寄せられており、今後はこれに応えていく必要があるとされました。

さらに、「観光立国推進基本計画(第5次)」にも触れ、2025年度までの現行計画(第4次)の後を引き継ぐ形で、2030年までの5年間を見据えた政策の検討・策定が行われており、関係各所での様々な議論を通じて、観光政策の強化や課題解決等に取組んでいる現状を共有し、JATAから寄せられた提言書についても今後の参考にしていきたいとの考えを示されました。

最後に、観光庁としても観光立国の実現に向けて引き続きしっかりと取組んでいくとの姿勢を表明し、今後も変わらぬ支援と協力を呼びかけられました。

決議事項 : 第1号議案~第3号議案

池畑 孝治 理事・事務局長

池野 健一 選考委員会委員長

 

第1号、第2号議案は池畑理事・事務局長、第3号議案は池野選考委員会委員長から説明がなされ、それぞれ承認されました。

▸ 第1号議案 : 2024 (令和6)年度 事業報告 (案) 及び同収支決算 (案) の件 PDF
     説明者 : 池畑 孝治 理事・事務局長


▸ 第2号議案 : 2024 (令和6) 年度会費未納に伴う正会員除名の件 PDF
     説明者 : 池畑 孝治 理事・事務局長


▸ 第3号議案 : 役員選任の件 PDF
     説明者 : 池野 健一 選考委員会委員長

❐  一般社団法人日本旅行業協会 (JATA) 役員リスト (2025年6月18日付)PDF
❐  一般社団法人日本旅行業協会 (JATA) 正副委員長リスト (2025年6月18日付)PDF

最新の役員・各委員会委員長については「日本旅行業協会のあらまし」でも参照できます。

報告事項

蝦名邦晴 理事長

報告事項は蝦名理事長から説明がなされました。

▸ 報告事項:2025年 (令和7) 年度事業計画及び同収支予算について PDF
     説明者 :蝦名邦晴 理事長

▸ 参照: 2025 (令和7) 年度 第69回 JATA定時総会報告 資料 (要 認証PW)

 

 

 

 

 

第69回定時総会 懇親会  17:30~19:00

会長挨拶・来賓祝辞・乾杯


多くの関係者、来賓の方々が出席された懇親会の会場

総会終了後、懇親会が開催されました。幕開けの挨拶として髙橋 広行JATA会長は参集された政府関係者、外国大使館や観光局の代表の皆さまに感謝の意を述べました。
髙橋会長は、海外旅行の早期回復、双方向交流をバランス良く進めることを目指して、パスポートの取得率を上げる必要があることを改めて強調しました。また、若者のための国際交流を推進し、世界への理解を深め、海外を体験する機会創出や、2030年までに訪日客6000万人を目指すためにも地方分散や旅行の高付加価値化を進めるべきと述べました。祝辞やご挨拶をいただいた多くのご来賓からは、観光が成長と地域振興の重要な柱であると期待を寄せられました。
続いて、駐日サウジアラビア王国特命全権大使 ガーズィー・ファイサル・エス・ビンザグル閣下による乾杯発声をいただき、会場は終始和やかな雰囲気の中、公官庁の皆様、会員会社会員の皆様、旅行・観光業界の皆様、関連団体の関係者が約1時間半にわたり歓談され、官民一体となって取り組んでいく決意を共有しました。


たくさんのご来賓の方々にご登壇、ご挨拶、ご祝辞をいただきました (順不同)
中野 洋昌国土交通大臣 / 菅 義偉衆議院議員 (自由民主党副総裁) / 鶴保 庸介参議院議員 (自由民主党観光立国調査会長) / 山口 那津男参議院議員 (公明党常任顧問) / 赤羽 一嘉衆議院議員(公明党観光立国推進議員懇話会会長) / 二階 俊博一般社団法人全国旅行業協会会長 / 一般社団法人国土強靭化研究所会長 / 岩屋 毅外務大臣(自由民主党観光産業振興議員連盟会長) / 坂井 学国務大臣・国家公安委員長 / 古川 康 国土交通副大臣 / 宮内 秀樹衆議院議員 / 佐藤 英道衆議院議員(公明党国会対策委員長) / 繁本 護 JATAアドバイザー(自由民主党参議院比例区支部長) / 小池 百合子 東京都知事 / 阿達 雅志 総務副大臣 / 杉 久武 参議院議員 / 林 幹雄 一般社団法人国土強靭化研究所 代表理事 前衆議院議員 / 若林 洋平参議院議員


  
画面左 : 総会終了後 (右から) 原副会長、髙橋会長、小谷野副会長、酒井副会長 画面右 : 懇親会の開幕 多くの出席者の前で挨拶する髙橋会長