苦情の報告 事例インデックス : 過去の主な事例索引 過去に何度も利用しているVIPに対して
今後一切の旅行取引を断るとは許し難い !
こんな不当な扱いは許されるのか ! 断固糾弾する ! (2013年)

更新日:2024年03月12日


契約拒否 契約締結拒否
契約形態 募集型企画旅行
申出人 Aさん (男性、60才、会社役員
申込旅行 世界遺産アンコールワット
旅行代金 148,000円
出発日 平成22年5月

申出内容

ゴールデンウィークに家族4名でアンコールワットのツアーに申し込んだ。
旅行自体には特に問題はなかったが帰路の飛行機の中で、最終日のホテルに腕時計を忘れたことに気づき、翌日申し込みをしたB社の店舗に出向き事情を話し、なんとかして欲しいこと、もし時計がない場合は個人的に加入した海外旅行保険を適用してもらいたい旨を伝えた。
数日後、B社から来た回答は現地ホテルに確認したところ、時計は見つからず、忘れ物は保険の適用外だと実に素っ気ない返事。これまで何年にもわたり、ゴールデンウィーク、年末年始と海外旅行を家族でこの店舗に申し込んできたのに、あまりの顧客意識の低さに腹が立ってきた。保険会社の知人に聞くと、忘れ物であっても申請のやり方では保険の適用になるらしい。
なぜこの会社はVIPであるはずの自分にその対応をしてくれないのか? 考えてみるとこの会社の対応は納得のいかないことばかりだ。社員の挨拶の仕方、言葉遣い、添乗員の緩慢な態度、この件で社長が来るように呼び出しても出て来ない。誠意が全く感じられないので、この件についてどう考えているのか、回答をするように申し伝えた。するとこのB社から来た回答は驚くべきもので今後の旅行取引は一切、遠慮して欲しいという内容のものだった。サービス業としてこのような顧客対応が許されるのか ?

会社側の見解

個人的に任意で加入された保険に関しては、本来Aさんご自身で保険会社に確認していただくべきだが、店舗のリピーターでもあり、代わりに保険会社に確認したところ適用外ということでそのままご案内した。
愛用の時計がなくなりお気持ちはお察しいたしますが、当社の責任でもなくAさんの自己責任の範疇で、それを発端にサービスが悪いと言われても当社としては、できる範囲の対応しかできません。
以前からAさんは何かにつけて苦情を申し出されていたため、これ以上は対応しきれないため、今後の取引を一切しないという回答をお出しした。

解決

Aさんは過去にも何度か苦情の申し出があり、その内容は旅行サービス内容や取引時に係わるものではなく、接客対応についてであった。
社員や役員、社長に対する社内内部への過度な干渉がエスカレートして対応するのに相当な時間を要するようになってきたので今回、事前拒絶通知を出したところ、その後Aさんからの一切の連絡はなくなった。

解決の指針

本件は、特別補償規程にもある置き忘れは補償対象外になり、任意保険もまた適用外とされ、ご主張どおりならなかったために発生した事案といえるでしょう。
昨今、ご自分のご主張がとおらないと、何回も苦情をあげられる消費者が増えてきています。今回は、過去に何回も苦情をあげられていることが、営業妨害にもなりかねないと旅行会社が判断した致し方ない事案でした。

   

参考 : 事前拒絶通知作成例

「誠に遺憾ではございますが、お客様の弊社にご要求される役務提供ないしサービスの内容及びレベルは弊社の通常提供役務内容を超えるものであり、残念ながら弊社の順応能力には余りありますので今後のお取引は一切ご遠慮申し上げます。つきましては弊社にお申し込み又はご予約等をいただきましても、お断りさせていただかざるを得ません。なお万一、何かの手違いで一旦受付させていただく事態の発生することもあり得るかもしれませんがこれは事務上のミスによるもので無効とさせていただきますのであらかじめご容赦ください」

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